お休みどころ
お休みどころ

 お休みどころとは、元気になる場所。あなたの背負った「重い荷」をいっときおろし、「ここで一休みしてのどをうるおし」、あらたな一歩を踏み出すところ。非営利のお休みどころです。
 私は京都の岩倉盆地で論楽(ガク)社という小さな民間教育・編集・出版の場所を営んでいました。家を開放し、こどももおとなも自由に参加する寺小屋。折々に講座を開き、そこから紡ぎ出された光のような言の葉で、小さな本をつくっておりました。
 そうするうちに、こころとからだの疲れた人たちに出会います。
 その人たちの役に立ちたい。何とかほっとくつろいでもらいたいな。私のちからは無いに等しい。空気と水のうまいところ、人情味のあるところ、豊かな自然に包まれたところ、そこに立つだけで元気になるそんなところはないものか。
と、願っていたところ、北御門(キタミカド)二郎さん(1913〜2004農耕者・トルストイ翻訳者・徴兵拒否者)に出会いました。二郎さんを養った水上の地なら人のこころもやさしかろう。未来(ミライ)の人を待つ平和なところだろう。二郎さんの無垢(ムク)な光に誘われて「ここが捜(サガ)していた願いの地、ここでお休みどころを開きたい」というと、北御門すすぐさんと成尾政紀(マサミチ)村長は、この古民家にひきあわせてくださいました。
 そうして、二〇〇三年五月一日、お休みどころは生まれました。
 こころとからだの疲れた人、生きづまった人、はたまたそれらに無縁の人も、ようこそ、ようこそ。一杯のお水をどうぞ。おいしい泉のお水です。医者もおります。無料です。政治団体や宗教団体とは何ら関係ありません。念のために。
 「あきんど 農夫 薬売り
  重たい荷物を背負ったひとびとに
  ここで 一休みして
  のどをうるおし
  さあ それから町にお入りなさい」
   (『倚(ヨ)りかからず』より「お休みどころ」茨木のり子)
 「お休みどころ」の名付けは、詩人の茨木のり子さん。


〒868-0702
熊本県球磨郡水上村平谷
お休みどころ
上島聖好(ウエジマショウコウ)

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